ジャニーズ事務所の対応の不自然さ。キンプリファンかつ一視聴者としての疑問
最近、ジャニーズ事務所に所属しているタレントが出演しているテレビ番組や映像を見ていると、
キンプリのファンかつ視聴者の一人として、
その不自然な対応に疑問を感じることがあります。
(2020/3~2020/5あたりの対応)
端的に言うと、
別な方法はいくらでもあるだろうに、なんでわざわざ???、という疑問です。
それはタレントに対してではなく、芸能事務所であるジャニーズ事務所の会社としての判断に対してのものになります。
程度の大小はありますが、私にとって疑問を感じたことが増えてきたため、
現時点で覚えていることに関して、この場で吐き出そうと思います。
以下は、私個人の価値観での考えになります。
私が疑問に感じたことを書いている内容で、長文です。
いずれの出来事も
ジャニーズ事務所に関わった該当する方々が不快に思っていないのであれば、問題はないのかもしれません。
私が知っている範囲の情報だけで感じた対応の不自然さへの疑問になります。
ジャニーズ事務所は相手の立場や状況を本当に考えているのか?
先に述べておきますが、ジャニーズ事務所に好意的な印象を抱いている方にとって、不快に感じる内容かと思います。
以降はご覧にならないよう、ご注意ください。
キンプリのファンかつ一視聴者として、思ったことになります。
なお、タレント本人へ向けた話ではないので誤解されないでいただければと思います。
【目次】
ジャニーズ事務所の不自然な対応
Princeファン
2020/5/1、ザ少年倶楽部(少クラ)「特別編 パワーソング・セレクション Part.1」がNHKBSで放送されました。
COVID-19(以降:新型コロナウイルス)の感染拡大防止のため番組収録が中止となったので、
過去放送した元気になれるような曲を再編集した特別編としての放送でした。
キンプリファンとして、少クラはいつもお宝映像を見せてくれたり、
カップリングやアルバム曲も披露させてくれる、大変ありがたい番組です。
とても感謝しています。
今回の特別編も、キンプリの過去映像を見せてくれてとてもうれしいですし、
今の状況で元気になれるような曲を選んでくれたのも、とてもありがたく思っています。
ただ、私が不自然さを感じたのは、
King & Princeのジュニア時代の選曲です。
今回、Mr.KINGの過去映像は2曲放送されましたが、Princeは1曲もありませんでした。
なぜKINGは2曲あるのに、Princeはないのか?
明らかに不自然です。
仮にPrinceの映像を出せない事情があったとしても
このような不自然さを感じさせない選曲にすることは容易です。
今の状況でこれを見たPrinceのファンはどう感じるのか。
なぜわざわざPrinceファンの気持ちを軽視するようなことをするのか。
事務所側の意向か、番組側の意向かはわかりませんが、
その不自然な対応に疑問を感じました。
【追記】
2020/5/8の少クラ「特別編 パワーソング・セレクション Part.2」でも、Princeの映像はありませんでした。
(Mr.KINGは2曲あり)
CDTVライブ!ライブ!番組制作者
2020/3/30、TBS系列で、CDTVライブ!ライブ!初回4時間スペシャル(以降CDTV)が生放送されました。
キンプリは番組開始1曲目の19時にシンデレラガールを披露し、
その後、21時過ぎからシングル曲のメドレーを披露しました。
加えて同日、
ジャニーズ事務所の公式YouTube「Johnny’s official」で生配信された「Johnny’s World Happy LIVE with YOU」にもキンプリは出演しました。
この動画は、ジャニーズ事務所が
「少しでも皆に元気と笑顔を届けたい」とジャニーズ事務所所属アイドルの無観客でのライブ映像を生配信してくれたものです。
新型コロナウイルスの影響でイベントやコンサートの中止が相次いでいた中でのアイドルのライブ動画生配信。
ファンとしては、とてもありがたく、うれしく思っています。
ただ、私が不自然さを感じたのは、テレビ局のCDTV番組制作者の立場から見た、2020/3/30のキンプリのスケジュールです。
19:00 | CDTV出演(シンデレラガール披露) |
20:00 | 「Johnny’s World Happy LIVE with YOU」出演 |
21:00過ぎ | CDTV出演(シングルメドレー披露) |
いずれも生放送です。
つまり、キンプリは、
CDTV出演の合間に中抜けしてジャニーズ事務所公式動画の生配信に出演したことになります。
2020/3/30のCDTVライブ!ライブ!は初回4時間スペシャルです。
CDTV番組制作者が、キンプリを番組開始直後に一度出演させ、21時過ぎにも出演させる構成にしたのはなぜか。
キンプリのファンがCDTV開始直後にキンプリ目当てで番組を見始める。
その後21時過ぎにもう一度キンプリが出演することがわかっているなら、わざわざチャンネルを変える人は少ない。
(別な目当ての番組がある場合は除く)
つまり、テレビ局の番組制作側から見た場合、キンプリを2度出演させた目的の一つとして、
キンプリファンの長時間の番組視聴を期待したと想像しても違和感がありません。
キンプリファンが番組を長く視聴し続けることは、視聴率や話題性の点でプラスに働く。
特に視聴率は、テレビ局の番組制作者にとって大きな成果の一つとなる数字だと思います。
そのキンプリが20時から、YouTubeの生配信に出演したらどうなるか。
キンプリファンは、CDTVではなく、YouTubeを見る。
さらに生配信が行われた背景から考えると、
キンプリはCDTVへの出演が先に決まっており、YouTubeの生配信への出演は後から決まったように推察されます。
ファンとしてはうれしいですがCDTV番組制作者の立場から見た場合、
期待していたキンプリファンの視聴が減るようなことをキャスティングしたアイドルの芸能事務所からされたら、どう思うのか。
別件ですが以前、ジャニーズJr.の方でも似たような印象を受けたことがあります。
日時など具体的な内容は忘れてしまったのですが、
Jrの方がゲスト出演していたテレビ番組の放送時間と同じ時間に、
ジャニーズJr.公式エンタメサイトのISLAND TVで、そのJr.が出演しているライブを生配信していたように記憶しています。
そうすると、その時間、Jrのファンはテレビ番組ではなく生配信しているライブの方を見るわけで。
テレビ番組の制作側が期待していたJrファンの視聴が減ってしまう。
番組制作者の立場から見た場合、快く思わないのではないでしょうか。
(やむを得ない事情のある場合を除く)
いずれも、なぜジャニーズ事務所はわざわざテレビ番組制作者の立場を軽視するような対応をするのか。
その不自然さに疑問を感じました。
ディオール(スポンサー企業)
先ほど話題に出したCDTV(2020/3/30放送)には、ジャニーズ事務所からSnow Manも出演していました。
私が不自然さを感じたのは、Snow Man出演部分の演出についてです。
Snow Manが出演した部分の流れは以下です。
- メンバーの1人が芸能活動自粛となったことへの謝罪
- (曲披露)
- ディオールのCM等のVTR
- (曲披露)
CDTV放送前に、ジャニーズ事務所から、
Snow Manのリーダーである岩本照さんの芸能活動自粛が発表されました。
(未成年が同席した酒席に参加していた事実への反省を促すため)
そして、CDTVでは、Snow Manがパフォーマンスする直前に岩本さん以外のメンバーがその件について謝罪しました(上記1)。
その後、1曲パフォーマンスした後のVTR(上記3)で、
「クリスチャン・ディオール」の名前があがりました。
そのVTRでは、Snow ManのメンバーであるラウールさんがディオールのCMに出演しており、CMソングもSnow Manが提供している。
その曲をこれから披露する、と紹介されていました。
(2020/5/3時点でジャニーズネットのSnow ManのCMに「パルファン・クリスチャン・ディオール」の記載は見当たらないので、契約は終了したようです)
私が驚いたのは、謝罪と同じタイミングで、「ディオール」という具体的な名前が出たことです。
今回の番組演出だと、
「謝罪するようなアイドルをCMに起用しているディオール」
と視聴者に受け取られても不思議ではありません。
ディオールの立場から考えた時、今回の演出はどんなメリットがあったのか。
これが事務所側の意向か、番組側の意向かはわかりませんが、
なぜスポンサー企業にとってイメージダウンとなる可能性が高いことをわざわざしたのか。
疑問を感じました。
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医療従事者
2020/5/1、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する取り組みとして
ジャニーズ事務所とNHKの連動企画でオリジナル動画が配信されました。
「Smile Up! Project ~続けよう、僕らにできることを。~」
「感染拡大の防止を若い世代の皆様に自分のこととして再認識してもらう」
「一人一人が自分にできることを続けることにより、医療崩壊を防ぐ」
を目的としている動画とのことです。
NHKの「クローズアップ現代+」が取材してきた医療現場のドキュメンタリーなどを再編集したものに、
若いアイドルである
Hay!Say!JUMP山田涼介さん、Sexy Zone中島健人さん、King & Prince平野紫耀さんが出演・ナレーションしている映像となっています。
感染防止への行動の重要性を少しでも多くの方に訴えることができる、いい取り組みだと思います。
他にもジャニーズ事務所は「Smile Up! Project」として、新型コロナウイルス感染拡大に対する支援活動を積極的に行っています。
(2020/5時点)
医療従事者を支援するために数億円単位の医療支援物資を提供したり。
行動がとても早いし実現させてるし、
切実に物が足りない病院は助かるだろうし。
すごい、と純粋に思っています。
ただ、私がどうしても納得できなかったのは、
現場の医療従事者の方へのインタビューです。
「最前線でウイルスと対峙する医師インタビュー」。
Sexy Zoneの中島健人さんが実際に現場で救急医として働いてらっしゃる医師の方に、テレビ電話でインタビューしている動画でした。
2020/4下旬の崩壊寸前と言われている今の東京の医療現場を伝えるのであれば。
現場の医療従事者の方の仕事の妨げにならないような、
負担にならないような取材をするべきではないでしょうか。
映像を作るプロの方々なら、同様のメッセージを別なやり方で伝えることも可能だと思います。
なぜ今、
医療の最前線で闘っている現場の救急医である医師の時間を割いて、
わざわざ医師に時間を作ってもらって、
インタビューする必要があったのか。
寝る時間も、食事の時間も、一分一秒を惜しんでいるような状況である可能性が高いのに。
私の正直な感想を言うならば、
インタビューのために割いた15分間、医師の方に少しでも寝てほしい。
身体と心を休めてほしい。
と心から思いました。
このインタビューがジャニーズ事務所の意向か、NHKの意向かはわかりません。
いずれにせよ、医療現場への支援をあれほど積極的に行っているジャニーズ事務所が、わざわざ現場の医師の時間を奪うような対応をしたこと。
不合理さを感じました。
あとがき
もう一つ書きたい内容があったのですが長くなってしまったので、そちらは機会があれば書こうと思います。
【最後に追記しました】
これらの一つ一つは些細なことかもしれません。
でも、このような小さな綻びの積み重ねが大きな問題に発展していくことは、よくあることかと思います。
あるいは、
すでに大きな問題があり表に出たものが氷山の一角だったということも、よくあることかと思います。
King & Princeのファンの一人として、
ジャニーズ事務所が多面的・多角的な視点を持つ企業となっていただければ、個人的にはうれしく思います。
【追記:2020/9/17】
上記の「もう一つあった書きたい内容」を書きました。
2020/4/10放送の少クラ。
(コロナの感染者数が増加していて日に日に状況が悪化していた時期)
過去、あまり放送されたことのない少クラのリハ映像やメイキング映像が放送されました。
これは2020/3/16に無観客で収録されたものです。この時期に、なぜメイキングを流したのか。
隙しか感じませんでした。
なぜ隙を感じたかというと、収録した時期と放送した時期が悪すぎる。
収録した2020/3/16時点では問題がなかった、「密」での撮影。
コロナ対策を万全に行っているんですよ、とメイキングでは話していたのですが
放送された2020/4/10時点では、その対策では不十分なんですよね。
他のテレビ局の番組が、リモート収録や過去の再放送を流しているような状況で、
入口で除菌している、マスクをしてリハーサルをしている、などと言われた所で、
「対策はそれだけ???」と視聴者は思う。なぜ、4/10にメイキングを放送したのか…
さらに言えば、2020/3/31。
YouTubeでは、「Johnny’s World Happy LIVE with YOUの密着映像」が配信されました。
2020/3/29、3/30に無観客で生配信したライブ映像のメイキング。こちらのリハーサル映像では、マスクをしていない人もいる。
少クラの収録があった3/16より後、3/29、30に実施されたライブ。
時期としては、コロナのウイルス対策が日に日に厳しくなっていた時期です。なぜ、こちらの対策の方が甘いのか。
私は今、コロナ対策についてどうこう言いたいわけではありません。
少クラも、「Johnny’s World Happy LIVE with YOU」も楽しませてくれて、ありがたいと思っています。ただ、なぜ、あの時期にわざわざ裏側を見せるような映像を表に出したのか。
わざわざ自分達にとって不利になるかもしれないものを、わざわざ自分達から表に出す。
疑問しか浮かびませんでした。
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