【読書記録】2021年3月に読んだ本のリストと感想

【読書記録】2021年3月に読んだ本のリストと感想。『ニムロッド』『推し、燃ゆ』『いかれころ』『月まで三キロ』

【『ニムロッド』『推し、燃ゆ』『いかれころ』『月まで三キロ』の感想】

 

2021年3月に読んだ本のリストと感想をまとめました。

 

感想一言メモ

ニムロッド』★(上田岳弘 著)
 苦しさ?優しさ?残酷さ?愛?なぜか泣きそう

推し、燃ゆ』(宇佐見りん 著)
 推さなければ見つけられなかったこともある

いかれころ』(三国美千子 著)
 暗黙の了解と差別意識

月まで三キロ』(伊予原新 著)
 ふっと優しい気持ちになれる

 

ネタバレしている所もあるかもしれませんので、NGの方はご注意ください。
(ネタバレしないように書こう、と意識せずに書いています)

 

なお、本のタイトル横に「★」がついている本は、また読み返したいと思った本です。

個人の備忘録と感想ですので、正しい情報はご自身でご確認ください。

 

【読書記録】2021年3月に読んだ本のリストと感想

『ニムロッド』★

タイトル ニムロッド
著者 上田岳弘
発売日 2019/1/26
出版社 講談社

 

読んだきっかけ

第160回芥川賞受賞作だったから。
ビットコインが出てくる話とのことで、仮想通貨がどういう物かわかるかな?と興味を持ったため。

(私は仮想通貨に詳しくない)

 

感想

おもしろかった…

エンタメ的な刺激的なストーリー展開があるわけではないけれど、すごく良かった気がする。
人間的な何かを感じられた気がした。

とはいえ、私自身の感想がうまく言葉にできない…

 

でも読み終わった時に泣きそうになったのは間違いなくて。

苦しさ?優しさ?残酷さ?愛?

やっぱりよくわからないけど、泣きそうになりました。

 

あと、なんとなく印象に残ってる部分を一部引用すると…

「全知だけど、全能じゃないんだ」

(略)

「だってあるんだからそこに。あるものを見ないのは間違ってる。動物じゃないんだから」

(略)

「自分が取り換え不能だとでも思ってるの?」

『ニムロッド』(上田岳弘 著)より引用

 

なんか、ハッとする。

受け取り方が様々というか…
どちらにも取れるような気がする。
「そうかもしれないけど、でも逆に…」とか考えだすと、わかんなくなってくる。

私にとって、いいと思える考え方って、何だろう?

 

きっとメッセージ性が強いんですよね。
でも私がこの本のメッセージを理解できた気がしない!笑

メッセージがつかめそうでつかめない感じ。

 

もう少し年を重ねたら読み返したいな、と思いました。

 

そうそう、ビットコイン!
ビットコインの価値についての考え方も、とても興味深かった。

仮想通貨はソースコードと哲学でできている


 

『推し、燃ゆ』

タイトル 推し、燃ゆ
著者 宇佐見りん
発売日 2020/9/10
出版社 河出書房新社

 

読んだきっかけ

推しが出てくる本が芥川賞を受賞!?
と、一人のアイドルファンとして興味を持ったため。

 

感想

推しを推して失ったこともあるけど、
推しを推さなければ見つけられなかったこともある。

 

感想は別な記事に書きました。


 

『いかれころ』

タイトル いかれころ
著者 三国美千子
発売日 2019/6/27
出版社 新潮社

 

読んだきっかけ

第32回三島由紀夫賞受賞作だったため。

 

感想

田舎のしがらみがすごくリアルだった。

本家・分家の区別や親戚付き合い。
よくわからない強制力。

すごくリアルで。
いろいろ思い出して、憂鬱な気持ちになりました…
(田舎のしがらみが苦手なため)

 

私のこの正体不明な苦しさを軽減してくれるかもしれない…

と最後まで読んだんですけど、救いのようなものは私には見つけられず…

なんでこの作品が評価されたんだろう?と調べてみたら、
差別をうまく書いている作品とのこと。

 

私が苦手な、田舎の「あの感覚」。
上下関係。強制力。排除への恐怖。

暗黙の了解として存在している空気感。

田舎の「あの感覚」の描写が、確かに、すごくリアルだった。

あれは差別だったのか…?

 

ずっと気付かなかったけど、私の中にもそういう差別意識が根深く染みついてるのかも…
と、怖くなりました。

(いろいろ思い出して私は体調が悪くなったので、田舎の空気感が苦手な方はご注意ください)


 

『月まで三キロ』

タイトル 月まで三キロ
著者 伊予原新
発売日 2018/12/21
出版社 新潮社

 

読んだきっかけ

第164回直木賞候補作「八月の銀の雪」の著者の作品だったから。

 

感想

短編集。全6篇。

 

とても好きな雰囲気でした。
どの話も、読み終わった後にふっと優しい気持ちになれるのが好き。

科学的な内容が多く出てくる。
科学に興味のある人は、別な読み方もできておもしろいかも。

 

特に好きな話は「山を刻む」。
主人公が主婦だったから感情移入しやすかったのかな。

前向きな決断と家族への愛情に、あたたかい気持ちになりました。

 

この作者の長編も読んでみたいなー。

 

あとがき

2021年3月は合計4冊の本を読みました。

 

ところで今は、2021年6月…

読書記録がたまってる!笑

本を読むのは抵抗がないんだけどなー…
感想を書くとなるとハードルが上がるらしい笑
(書き始めると楽しいんだけど、書き始めるまでが長い)

まぁ、気が向いた時に書けばいっか!
マイペースで書いていこうと思います!

 

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