【2020年】ジャニーズ事務所と出版社の関係を想像。その1(週刊誌なし)

2020年ジャニーズ事務所と週刊誌のない出版社の関係を想像

週刊誌のちょっとした記事に振り回されたくない!
私が!

ということで、ジャニーズ公式カレンダーを発売している出版社を調べて、その出版社の雑誌を並べたり。
過去ジャニーズ事務所が所属タレントを処分したスキャンダルを一覧にしたり。

以前のブログでは、その情報をまとめました。

(過去記事:「公式カレンダーの出版社からみたジャニーズ事務所と週刊誌まとめ。所属タレントを処分したスキャンダル一覧」参考)

 

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今回は、この情報をもとに、一つ一つ分解して、ジャニーズ事務所とそれぞれの出版社の関係を想像してみようと思います。

以降の内容は、すべて私の印象や憶測をもととした想像となります。
ご注意ください。

 

なお、個人の想像のために調べた情報となりますので、正確な情報はご自身でご確認ください。

私自身が目にした情報のみでの想像となります。

 


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想像の仕方

始めに私の想像の仕方ついて書いておきます。

基本的には「ビジネスであるならば」という主観を入れての想像になります。

 

たとえば…
公式カレンダーを発売している出版社の場合で想像するなら…

公式カレンダーの売上による出版社の利益という点だけで見ると。

ジャニーズのタレントの人気が出れば出るほどカレンダーは売れる。
出版社の利益は増える。
タレントの人気を上げるような記事を書くことは、その出版社の利益を増やす。
だから、その出版社の雑誌や週刊誌は、そのような記事を書く。

 

逆に考えると、ジャニーズのタレントの人気が下がれば下がるほどカレンダーは売れなくなる。
出版社の利益は減る。
タレントの人気を下げるような報道をすることは、その出版社の利益を減らす。
だから、その出版社の週刊誌は、ジャニーズ事務所のタレントにとってマイナスとなるスキャンダルは報道しない可能性がある。

 

つまり、週刊誌は、その出版社とジャニーズ事務所の関係性に応じた記事しか、公に報道できない可能性がある

 

他には…
ほぼジャニーズのタレントのみが掲載されているアイドル雑誌(ドル誌)を発売している出版社は、ジャニーズ事務所との取引がなくなると経営的に困るかもしれない。
利益が減少する。

とすると、会社全体での利益に対するジャニーズのタレントによる利益の割合によっては、
ジャニーズ事務所との取引がなくなる、あるいは、少なくなるような報道や対応が困難な出版社も、あるかもしれない。
(ジャニーズ事務所に有利な取引が多くなるのかもしれない)

 

これらは一例ですが、このような想像の仕方になります。
ご留意ください。

 

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出版社とジャニーズ事務所の関係を想像

ということで、以前のブログに書いたジャニーズ公式カレンダー発売の有無と週刊誌の有無で出版社をグループ分けした、以下の表を見ながら、一つずつ見ていこうと思います。

 

カレンダー
週刊誌 麻布台出版社
(ポポロ)
マガジンハウス
(anan)
ワニブックス
(WinkUp)
学研プラス
(POTATO)
文藝春秋
主婦と生活社
一ツ橋グループ※1
音羽グループ※2
新潮社

 

※1:一ツ橋グループ(小学館・集英社・ホーム社)
※2:音羽グループ(講談社・光文社)

注:「学研プラス」のメディアビジネス部は、2020/7/1にワン・パブリッシングとなりました

https://himatsubushilife.com/archives/5494

 

この記事では、表中で太字にした以下の週刊誌のない出版社とジャニーズ事務所の関係について想像しています。

  • 麻布台出版社
    (ポポロ)
  • マガジンハウス
    (an・an)
  • ワニブックス
    (WinkUp)
  • 学研プラス(現:ワン・パブリッシング)
    (POTATO)

 

以下の週刊誌がある出版社とジャニーズ事務所の関係についての記事はこちらです。

  • 文藝春秋
    (週刊文春)
  • 主婦と生活社
    (週刊女性)
  • 一ツ橋グループ(小学館・集英社・ホーム社)
    (女性セブン)
  • 音羽グループ(講談社・光文社)
    (フライデー・女性自身)
  • 新潮社
    (週刊新潮)

 

なお、週刊誌がない出版社について想像するのは、今回の話の本筋からは外れますが、せっかくの機会なので考えてみようと思います。

 

週刊誌なし・カレンダーなし

週刊誌がなく、公式カレンダーの発売もない出版社。

 

麻布台出版社

出版社 週刊誌 アイドル
雑誌
女性誌等
麻布台出版社 ポポロ

 

ジャニーズのタレントが主に出演しているアイドル雑誌(ドル誌)には
「WinkUp」「POTATO」「Duet」「Myojo」「ポポロ」の5誌があげられるかと思います。

ドル誌を発売していて公式カレンダーを発売していないのは、この麻布台出版社だけです。

 

今、麻布台出版社が出版している雑誌は
ジャニーズを取り扱う「ポポロ」と、K-POPの芸能情報を取り扱う「LIVE・STAR」のみの模様。

「ポポロ」以外にジャニーズのタレントが掲載されそうな雑誌はありません。

企業規模としては大きくない出版社のようです。

 

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週刊誌なし・カレンダーあり

週刊誌がなく、公式カレンダーを発売している出版社。

 

マガジンハウス

出版社 週刊誌 アイドル
雑誌
女性誌等
マガジンハウス an・an
Hanako

 

他に、TarzanBRUTUSなど。

 

この出版社はアイドル雑誌を出版していません。
女性人気の高い雑誌an・anを刊行している出版社となります。

2019年から、ジャニーズ公式カレンダーを発売しています。

 

ここで私が気になったのは、2019年以降、ananの重版が頻発している所です。

1970年の創刊から2018年まで、ananが重版したのは2回だけでした。
(2010年1月27日号と2018年5月30日号)

一方、2019年には計4回、2020年には計3回、重版しています。
いずれもジャニーズ事務所のタレントが表紙の号での重版です。
(2020/8/31時点)

 

ここで出版社側を見てみると、2018/12/12付けでマガジンハウスの社長が変わったようです。

2019年以降、マガジンハウスの経営方針が変わった。
そのため、雑誌の方針も、ジャニーズ事務所との関係性も、変わったと想像できます。

2018年以前と2019年以降で、かなり大胆に会社の方針(モットー)を変えたんだな、という印象を受けました。

 

ワニブックス

出版社 週刊誌 アイドル
雑誌
女性誌等
ワニブックス WinkUp

 

他に、+act(プラスアクト)など。

 

芸能関連の出版物が多い出版社とのこと。

刊行している雑誌の種類だけを見ると、公式カレンダーの発売がないポポロの麻布台出版社と近いようにもみえます。
(麻布台出版より、企業規模は大きい印象)

 

ここで私が気になったのは、SnowManの2020年のカレンダーが重版した件です。
SnowManのカレンダーはこの出版社からの発売でした。

昔からのファンの方々の話によると、これまでのジャニーズ公式カレンダーでの重版は基本的にありえなかったとのこと。
個人の予約分と店予約分のみの販売が暗黙のルールだったらしいです。

私も「ジャニーズのカレンダーは原則受注生産」とどこかの出版社が書いていたのを見たような…
(2019年の話)

 

これが事実だとすれば、重版して発売するのは出版社ですが、例年のルールと異なる重版を決定するのはジャニーズ事務所かと思います。

ジャニーズ公式カレンダーに関しては、出版社の都合だけで重版できるものではない。
ジャニーズ事務所の意向が入っていることは間違いない、と想像できます。
(重版がここまで大々的に報道されるなら、なおさらそう思う)

さらに言えば、ジャニーズ事務所とこの出版社の力関係を想像した時。
この重版は、どの会社の意向だったのか。

 

なお、すべて私の憶測ですが、この件は公式カレンダーを発売している他の出版社に対して、かなり悪い印象を与えたのではないでしょうか。
ジャニーズ事務所にルール(契約)を破られたように感じる出版社もあったかもしれません。

重版していいならうちも重版したのに!
うちももっと利益を出せたのに!
ジャニーズのタレントの人気が落ちないようにこれまで配慮してたのに!

そう思う出版社があってもおかしくないように私は思います。
(他の出版社に重版の話を通していたなら、話は変わります)

 

ワン・パブリッシング(旧:学研プラス)

出版社 週刊誌 アイドル
雑誌
女性誌等
学研プラス POTATO

 

他に、TV LIFE(テレビ誌)など。

 

学研プラスは、学研ホールディングスの子会社とのこと。
ジャニーズ事務所と学研の関係は調べませんでしたが、大きな企業ですので何かあるのかもしれません。

 

なお、2020/7に組織再編があったようです。

ざっくりいうと、
2020/7/1に学研ホールディングスの子会社だった学研プラスの雑誌等の事業を、会社分割して新設した(株)ワン・パブリッシングに承継した、とのこと。
(ワン・パブリッシングは、学研プラスと日本創発グループの共同出資会社)

 

今後は、POTATOなどの雑誌と同じくジャニーズ公式カレンダーも、ワン・パブリッシングの出版となると思われます。

これまで「学研の子会社」という立ち位置の出版社だったと思われますが、今回の組織再編で何かが変わるのか、変わらないのか。
不明です。

 


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以上、週刊誌がなくジャニーズ事務所と取引の多そうな出版社の関係を想像してみました。

 

これらを眺めてみて思ったのは、ジャニーズ事務所と取引がなくなると経営的に困る出版社が多いのかな、ということ。
(旧:学研プラス除く)

出版社側が、ジャニーズ事務所の心情を推察し配慮する。ジャニーズ事務所の意向を汲んだ対応をする。

ビジネスとして、出版社側は、ジャニーズ事務所にとって有利な取引をせざるを得ないのではないかな、と思いました。

 

続きの記事を書きました。
【2020年】ジャニーズ事務所と出版社の関係を想像。その2(週刊誌あり)
(週刊文春、週刊女性、女性セブン、フライデー、女性自身、週刊新潮)

 

※2020年9月時点での想像となります。
※私自身が目にした情報のみでの個人の想像となりますのでご注意ください。

 

【関連記事】
公式カレンダーの出版社からみたジャニーズ事務所と週刊誌まとめ。所属タレントを処分したスキャンダル一覧

【2020年】ジャニーズ事務所と出版社の関係を想像。その2(週刊誌あり)