法律違反をしても責任を免れると規約に書くジャニーズ事務所のチケット販売会社に衝撃。スキャンダルの匂わせ?
【この記事は、「ジャニーズFC「チケット販売規約」の妥当性と事前告知」の続きです】
ジャニーズのファンクラブ・ファミリークラブ(以降FC)で購入申込したコンサートや舞台のチケット…
一体、何が規約違反なんだろう?
と、ジャニーズ事務所の「チケット販売規約」を読んで…
今の規約は、たくさんの人にエンターテインメントを届けるよりもお金儲けだけを優先している規約のように私は感じたわけですが。
そのことが些細に思えるくらい、はるかに衝撃的なことがこの規約に書いてありました。
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以下に、2019/12/19時点でのジャニーズFCの「チケット販売規約」の一項を引用します。
※「本サービス」は、チケット販売サービス(第1条1より)
第14条(免責)
3. 当社は、本サービスの内容、本サービスで提供する情報、および申込者等が本サービスや当社がお送りした電子メール等を通じて得る情報等に関して、その完全性、正確性、確実性、有用性、最新性、合法性、道徳性等のいかなる保証も行うものではありません。
引用元:ジャニーズファミリークラブ「チケット販売規約」ttps://www.johnnys-net.jp/page?id=ticketAgree
引用元は、ジャニーズのHP内にある「チケット販売規約」です。
(誰でも見れます)
「ジャニーズネット」
→ 「ジャニーズファミリークラブ」
→ 「メニュー」(スマホ) or 一番下のフッター(PC)
→ 「チケット販売規約」
上記は2019/12/19時点の情報となります。
本題です。
私が何に衝撃を受けたかというと、ここです。
「当社はサービスの内容や提供する情報に関して、合法性、道徳性の保証もしない」
と、免責として規約に書いている…
【目次】
チケット販売規約の衝撃
免責事項
「当社はチケット販売サービスの内容や提供する情報に関して、合法性、道徳性の保証もしない」
つまり、ジャニーズ事務所は法律違反や非道徳なことをしても責任を免れます。
と、規約に堂々と明記しているんですよね。
これは、非合法や非道徳なことをするかもしれない、ということです。
もし「これは違法じゃないか!」とクレームがきた時に、「規約の免責に保証しないと書いています」と言えるために、免責事項として書いているのかと思います。
非合法なことや非道徳なことをしている、と規約の中でスキャンダルを匂わせてるのか?とまで思いました。
念のためですけど、
法律違反や非道徳なことをしたら、規約に書いてあっても責任を免れられないと思います。
ここは日本です。
規約より法律の方が優先されます。
(この規約にも「管轄裁判所は東京」と書いてあるので、日本の法律に従うということなのだと思います)
一体何を規約に堂々と明記してるんだろう?、と。
衝撃を受けました。
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ヤング・コミュニケーションはジャニーズ事務所のグループ会社
この「チケット販売規約」は、(株)ジャニーズ事務所のグループ会社である(株)ヤング・コミュニケーションが作成している規約とのこと。
ネット情報によると、ヤング・コミュニケーションは、ジャニーズ事務所の傘下企業で。
「ジャニーズ事務所所属のグループやタレントたちのコンサート、イベント、演劇など各種ステージの企画・制作・運営」しているとのこと。
「ジャニーズ事務所に所属するタレントたちのコンサートや各種イベントなど、興行のほとんどを手がけている」とのことです。
(ヤング・コミュニケーションの社長は(株)ジャニーズ事務所と同じ、藤島ジュリー景子さん)
基本的にジャニーズ事務所のタレントが行うコンサートなどの興行の企画・制作・運営は、ヤング・コミュニケーションが行っている。
だから、ジャニーズFCのチケット販売に関しても、この会社が行っている、と。
ジャニーズのタレントの芸能活動に大きく関わっている会社かと思います。
ジャニーズ事務所本体とも、タレントとも、めちゃくちゃ密接に関係がある。
きっと動くお金も半端ない。
天下のジャニーズだったら、億どころか兆くらい動きそう。
でも、そのような影響力の大きい会社のチケット販売規約には、「合法性、道徳性は保証しないので責任は免れる」。
と、明記されている…
官公庁やスポンサーへの影響
合法性、道徳性は保証しない会社となると、官公庁やスポンサーへの影響もあるように私は思います。
もし、ジャニーズと官公庁に関わりがあったとしたら。
合法性、道徳性を保証しない会社と官公庁が取引している、ということです。
2019/11/9に行われた「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」では、嵐が奉祝曲を歌っていました。
政府、官公庁とも関係があります。
嵐の歌はとても良かったですが、問題視されてもおかしくないかと思います。
なお、官公庁に限らず、スポンサー的に問題があってもおかしくないと私は思います。
この規約は至急変更した方がいいんじゃないでしょうか?
ヤングコミュニケーションのコンサート事務局は組織として機能してる?
ただ、規約を変更したとしても、対処療法なだけかもしれません。
ヤングコミュニケーションの企画や制作の部署はわかりませんが、
少なくとも、チケット販売サービスを担当している部署(コンサート事務局)は、組織として機能していないような気がします。
(想像です)
私の経験からの話となりますが、こういうのが表に出てくるのは、かなり危ない。
これは氷山のほんの上の所が出ただけで。
泥船を感じる。
沈まないように、自転車操業みたいになんとか回してるような…
そんな組織の雰囲気を感じる…
非合法、非道徳なことが日常的にある信じられないような状況なんじゃないか、と想像してしまいました。
前の記事で、一人でも多くの人が公演を見られるようなチケット販売規約になっているのか検討してほしい、と書いたけれど。。
そういう次元ではないのかもしれません。
もしかしたら…
今の規約自体、法律的に問題があるとわかっていて運営している可能性もありますよね。
非合法で非道徳なことをしても責任を免れるって規約に書くくらいですし…
至急、ヤングコミュニケーションのコンサート事務局の内情を把握して、改革するなり、外注するなり。
なんでもいいので、なんとかしてほしい、と思いました。
ジャニーズ事務所と安心して取引したい
消費者としては、このような「チケット販売規約」の会社と取引するのは怖いです。
チケットを購入した時、非合法で非道徳な取引をされる可能性がある、ということですよね。
真偽は不明ですが、ジャニアイの本人確認の件でもSNS上では大荒れですし。
デジチケもトラブルが頻発してるみたいですし。
でも、ジャニーズ事務所のタレントのコンサートや舞台を見たいと思ったら、ヤングコミュニケーションと取引するしかない。
(一般販売ではほとんどチケットがとれない)
消費者としては、困りました…
ジャニーズ事務所のブラックな体質や不透明な企業風土を、この「チケット販売規約」でとても感じました。
とりあえず私は消費者として、信用して安心してジャニーズ事務所と取引したい。
合法性、道徳性を保証するようなチケット販売サービスを行ってほしい。
と思いました。
※この記事は、2018年11月1日改定の「チケット販売規約」を基とした、2019/12/19時点の情報になります。
上記はすべて私個人の考えになりますのでご注意ください。
【関連記事】
・ジャニアイ同行者の本人確認の件。ジャニーズFC「チケット販売規約」の妥当性と事前告知
【追記】
ちなみに、ジャニーズWebを運営・管理しているのも株式会社ヤング・コミュニケーションでした。
(2019/12/20時点)
ジャニーズWebが見れなくなる不具合が2019/12/12に発生しサービスを停止、2019/12/18にサービスを再開しましたが…
個人情報の流出が心配です。
お知らせには、消費者からの問い合わせで個人情報の流出が判明したけれど、他の問い合わせがないから大丈夫、と書いてあり。
本当に安心していいのか…
クレジットカード情報も取り扱ってるのに…
事実はわかりませんが、一消費者としては不安です。